アイデア探索会主催者の自己紹介と企画の動機

どんな人がアイデア探索会を主催するのか、少し私自身の背景と、アイデア探索会を開催したいという動機を紹介させていただきます。  


学生時代は物性物理を学び、アモルファス、半導体、磁性体の電子構造が研究対象でした。 

そして、修士課程を修了し(工学修士)、学問どっぷりの世界ではなく社会に出すための最先端の技術に触れたくて大手OA機器メーカに就職しました。  


OA機器メーカでは主に「ディスプレイ」と「半導体レーザ」の二つの分野で研究開発、事業開発に従事しました。 この経験を通じて、新技術、新商品を開発する重要な顧客のニーズをどうやってみつけるのか、そしてそれに合わせて商品企画、事業企画をどう考えれば良いのかについての関心が高まりました。

 当時、MBAの教科書やセミナーで私なりにかなり勉強しましたが、新商品や新事業の価値を評価する話はあっても、そもそも価値ある新商品や新事業をどうやって生み出せば良いのかがあまり触れられておらず、新商品の企画方法へと関心が移っていきました。 特に、天才的な人の話を学ぶのではなく、凡人でも価値ある新商品を生み出すための方法に関心を持ち、いろいろと調べるようになりました。 

そこで、顧客調査の各種手法(インタビュー調査やアンケート調査など)を学び、ある時エスノグラフィー(民俗学的調査)という調査手法に出会いました。 ちょうどデザイン部門でその手法を新商品企画に応用するチームが立ち上がることを知り、異動を願い出て、顧客調査の世界に大きく足を踏み入れることになりました。  


不慣れなインタビューやデザイン思考のスキルを身に着けていく過程で、もっと人の役に立つ商品の企画、開発に係れる機会に出会い、大手医療機器メーカに転じました。 

そこでは主に「内視鏡手術」と「遺伝子検査」の二つの分野で(いろいろ経緯はありましたが)、事業企画、商品企画、研究開発に従事することになりました。 

この医療機器市場、ご存知の方も多いかと思いますが、欧米メーカが圧倒的に強く、OA機器も含まれるIT市場同様に日本企業はパイオニアではなくフォロワーであるという状況に直面しました。 


技術立国日本という教育を受けてきた私にとっては面白くない状況であり、何とか状況を変えたい、という想いが強くなり、その答えが成長続け世界の工場となっているアジア市場でメーカとして急成長し、世界に飛び出しているアジアのトップメーカのあり方にあるのではないかと思い、アジアに興味を持つようになりました。

 そこで、メーカにいると自社の商品分野、対象市場に視野が絞られ、新しい考えを発想できないという(短絡的な)考えから、マクロな視点から日本の製造業を考えるために外国政府系の特殊法人に転じました。

 そして、日本の製造業、特に中小零細の製造業の方々のお話を聞く中で、優秀な技術者がいるのにその企業が今一つ経営状態が良くない(成長していない、など)、という状況を多く知り、その状況を変えるためには良い商品企画(実現性、新規性、需要がある商品)にたどり着くアイデアに多く出会える機会があれば良いのではないかと考えるようになり、アイデア探索会を企画しようと思うに至りました。 


アイデア探索会のような活動は成果を約束しにくい活動であり、成果が出た場合の儲けはどうなるのかなど難しい舵取りが必要な活動であることは重々承知していますが、「良いアイデアは出会えた人全てが幸せになる」という想いで頑張りたいと思いますので、応援いただければ幸いです。

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