アイデア探索のための他己分析に使うデータ源

(以下、あくまでも私の体験からの私見です ※ブルグはそもそも私見を書く場ですが)


アイデア出しのきっかけを得るために顧客調査がしばしば行われます。 

私はこの顧客調査を他人を分析することから(分析過程で自分に置き換えて考えることがあるにしても元々の分析対象は他人ですので、自分を分析対象とする自己分析に対して)他己分析と呼んでおり、他己分析に使うデータを得るための調査手法はざっと下記になると思います(派生した調査手法が多々あるかと思いますが)。

いずれも実際に自分で実施したことがありますが、調査設計と実施には知識とセンスが必要で、少し感想も交えつつご紹介します。

ちなみに、ビッグデータなどデジタルデータを扱った調査は行ったことが無く、下記には記載していませんのでご了承ください。


■アンケート調査

最も身近な調査だと思います。

紙やPC、スマホ等を使って調査対象者に対して設問を提示し、答えてもらう手法です。

YES/NO形式や選択肢形式、自由記述形式など顧客の意見、考えなどを統計的に知ることができます。

YES/NO形式や選択肢形式などデータ化しやすい設問に対しては集計や統計解析の手法が開発されており、視覚に訴えやすい分析結果を出すことができます。

一方、調査対象者が調査依頼者の意図通りに設問を理解して回答してもらえないと調査結果が間違ったものになるため設問の設計が非常に重要です。

また、設問以外の情報は得られないこと、調査対象者のリクルート状況(期待通りの人に回答してもらえるかどうか)に影響されることに注意が必要です。


■インタビュー調査

テレビ等で見たことがある人が多い調査だと思いますが、実際にこの調査に参加したことがある人は少ないかもしれません。

対面で調査対象者に質問してその答えから調査対象者の生の声を知ることができます。

回答時の雰囲気など文字や言葉だけではわからない情報も得られますので、一人の調査対象者からかなり多くの情報を得ることができます。

しかし、調査対象者のリクルートは難しく(インタビューをお願いされて快諾する人は少ないです)、調査時に緊張して調査対象者が本音を語らないこともあります。

そのため、本音を理解できるような質の高い調査を行うには、調査対象者に心を開いてもらえるような雰囲気作りや質問ができるなど、インタビュアーの技量にかなり依存する手法です。


■覆面調査/現場見学/エスノグラフィー調査

調査対象者と一緒に働くなど、調査対象者の環境に入り込み、例えば調査対象者がどんな風に商品を使うのか、どうやって仕事をするのか、などを観察したり、実際に自分も体験しながら調査する手法です。

調査されていると調査対象者が感じると普段と違う行動を取ってしまう恐れがあり、そのようなバイアスがかからないよう細心の注意を払う必要があります。

しかし、バイアスがかからないように調査対象者の環境に入り込むことは大変難しく、機会も限られるため(あるいは機会が全く無い)、最も実施するのが難しい手法と思います。

また、調査もすぐに実施できなかったり、長期の調査が必要になることがあったり(どんな情報を得たいのかに依存します)するなど調査終了までに時間がかかる可能性があることには注意が必要です。


■被験者テスト

調査対象者に商品を使ってもらい、その反応から商品の長所や短所を探る調査手法です。

特に商品の操作性を調査するのに向いている手法で、どのように商品を使ってもらいたいのかを調査開始前に予め調査対象者に伝え、調査中に調査対象者が操作に迷っていたらその時の気持ちや考えを質問して聞き出しながら、調査を進めます。

調査結果に影響が出ないよう、調査依頼者が調査対象者に関与しないよう進めることが大切です。

この調査は、調査対象者のリクルート状況(何でも使いこなせる人ばかり集まった、など)や調査環境の良し悪し(周囲が気になり調査に集中できない、商品が実際に使われる環境と全く違う、など)に影響を受ける上、調査対象者の反応(悩んでいた、愚痴を言っていたなど)を分析するのは結構難易度は高いです(自分が感じていることをうまく言葉で伝えられない、など)。

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