乾燥すると火災が多い?
冬の間は乾燥注意報などが出され、火災への注意も促されます。
でも、火の気が無ければ、放火でもされない限り火災の心配は無いんじゃないの?という気がしますが、乾燥から火災に至るポイントは
- 乾燥したものは発火点に達しやすい
- 自然発火、低温発火という現象もある
のようです。
湿った紙や木材などの可燃物は、比熱が高く、気化熱によって熱を奪う水分の影響で温度が上がりにくく、発火点まで到達しにくいのですが、乾燥したものはその水分が無いので温度が上がりやすく、熱せられることで発火点に到達しやすくなります。
木材などは酸化や発酵などで化学反応によって発熱します。とはいえ、この発熱は小さく、放熱などで普通は発火するまでには至らないのですが、うまく放熱されない状態になっていると蓄熱し、化学反応が促進され、発火点に至ることがあるようです。また、乾燥していると静電気が発生しやすいので、その放電による発火もあります。また、火が離れていても油断禁物です。ストーブやコンロなどの火元の近くでは赤外線によって可燃物の熱エネルギーの蓄積が進み、温度が上昇していくと、その可燃物の発熱(化学反応)が促進され、発火点に至ります。発火しても燃え広がらなければ大丈夫なのですが、周囲のものが乾燥していると容易に燃え広がります。
火の用心、ではありますが、燃えやすい状況を生まないという火災予防も必要なようです。
火元になりそうな場所のお近くに1個いかがですか? (^_^)
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